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平成27年 第1回理事会を開催しました

2月21日(土)、附中校長室にて、平成27年 第1回理事会を開催しました。

<議案>
1.次回皐城会総会について
2.会計決算、予算案について
3.会報「皐城」14号について
4.今年度の各部 年間事業計画について
5.新理事承認
6.皐城会ホームページについて
7.会報印刷、発送について
8.その他

第2回理事会は3月28日(土)に開催されます。

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平成26年 皐城会総会のご案内

日時 平成26年4月13日(日) 正午〜午後3時
場所 ホテルグランヴィア大阪 20階 鳳凰の間

第1部 総会
第2部 講演・演奏&懇親会
講演:代谷誠治さん(14期)「中性子で癌を治す」
演奏:松田 昌さん(14期)
司会:福嶌教偉さん(24期)
参加費 6,000円(58期〜65期2,000円、66期1,000円)

平成24年「先輩の授業を受けよう!」

 「先輩の授業をうけよう!」は各方面で活躍する卒業生が行う授業を通して在校生が将来の夢や進路を見つめる機会にしようとするもので、NHKの「課外授業ようこそ先輩」に先駆けて平成8年(1996年)に始められました。当初は母校の創立50周年記念事業の一つとして開講しましたが、現在では学校・PTA・皐城会の共同事業として行なわれています。

 本年は9月15日(土)に開催されました。 

「先輩の授業を受けよう!」講座一覧
講座 講師 紹介 テーマ
1 野原 明 教育ジャーナリスト 身につけたい学力って何?
2 大芝信雄 剣道8段 最も現役でできるスポーツ…それは剣道。そして70歳代の剣道8段が一番強い
3 丹羽伸也 精神科医 ~メッセージを読み取る~
発達障害の豊かな世界
4 福嶌教偉 心臓血管外科医 重症又は末期的臓器不全ってなあに
人工臓器、再生医療、そして臓器移植について
5 振津かつみ 内科医 放射線被ばくと健康・命・人権
〜ヒロシマ・ナガサキ、チェルノブイリ、そしてフクシマ〜
6 勝原裕美子 病院副院長・総看護部長、看護師 日本の社会を動かす看護の力
1000人以上の看護スタッフの力を活かすリーダーシップ
7 美濃部五三男 獣医師 人と動物の絆~犬のことば~
8 中瀬尚長 整形外科医 ドクターズ・ファイルズ;その真実と錯覚

〜ここでしか聞けない医者の話〜
9 印藤弘二 弁護士 あなたが弁護人だったらどうしますか?
ロースクールの授業を受けてみよう
10 林家竹丸 落語家 落語家という職業
~無形の商品を売るビジネス~
11 前田 憲 ドラム奏者 カッコいいリズムとは?
「ノリがいいね!」っていわれよう
12 梅村 聡

参議院議員、内科医

医療現場から国会へ

13

小林祥子 TBSテレビ情報制作局ディレクター 「情報の魅力・人に伝えるとはどういうことか?」
~テレビの「裏側」を知って、 君もニュースの編集長に!~
14 青柳万美 NHK報道部リポーター “話して”伝える
15 尾崎悠一 首都大学東京大学院社会科学研究科 大学の法学部で学ぶということ
16 森安楽人 共同通信社 運動部記者 “好き”を仕事にする ~スポーツ記者の仕事から~

スペースの都合上、紹介およびテーマは一部省略いたしました。


講師のみなさんと

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参加された方から

「先輩の授業」を終えて
3期生 野原 明さん

今回が2度目で、皆さんは何のために勉強するのか、「身につけたい学力って何」かを考えてもらおうという授業をした。目標を持つことの大切さや、マズローの「欲求に関する5段階説」を紹介して、「自己実現」の意味を話したりしたが、一寸難しかったかもしれない。「自分で考えることができる子ども」が授業のキーワーだったのだが。
私としては、生徒諸君と話のキャッチボールをしながら授業を進めようと思ったが、生徒諸君の反応が鈍く、結局私の話す時間が長くなってしまったのが最大の反省点である。


第2講座 大芝信雄さん

授業テーマ
「最も現役でできるスポーツ・・・それは剣道。そして70歳台の剣道八段が一番強い」

 標題のことを理解してもらおうと授業を開きましたが、殆どの生徒が剣道をしたことがないので、前半を、剣道は普通のスポーツ以上に心を磨く「武道」であるという精神や、「剣道理念」「剣道の歴史」「段位」等剣道そのものの概要説明にあてました。そして後半は、日本刀を使い、また防具をつけて実践しましたが、生徒の皆さんはこちらの方が楽しそうでした。
 更に実践の中で、同席した教育実習生の剣道部員や生徒の中の経験者を相手に、お互い 防具を着けて、私との対戦を観てもらえば、高段者との差や、年を取っても剣道はできること を生徒がもっと理解できたかな?と思いました。


第3講座 丹羽伸也さん

 前回同様の後輩諸君の真剣なまなざしに、中学生という時期に一般にもまだ十分理解されていない精神保健の知識に触れることの意味をいろいろと考えました。
生きてゆくうえで彼らが将来どのような知恵を必要とするかを先輩とし伝えるという作業は魅力的で、こういうプロジェクトが母校で続けて行われていることを誇りに思い、関係者の皆様のご努力に感謝申し上げるとともに、この事業が将来的にも存続していくことを心から望んでいます。

24期生  精神科医 丹羽伸也

第8講座 中瀬尚長さん

 自分自身の附中時代の思い出を布石として、その後の医学部時代から現在の整形外科医としての現在の自分に至るまでの多彩なストーリーについて、昨今の医師事情を交えながらをさせていただき、最後にその根底に流れる附中魂(偉そうな事は言えませんが)について独善的に語らせて頂きました。

 授業を進めるうちに、生徒達がとても愛おしくなりまして、自分の昔の姿もかぶってしまい、この子達が羽ばたく為なら何でもしてあげたいなという願いにかられました。創造性あふれる附中生の感性は、今も昔も不変であると肌で感じましたし、その中にこれからの世の中を動かす大きな原動力となる才能が秘められている事も改めて確信しました。「できるなら今から自分も必死で教員の勉強をして、この子達の感性を伸ばしてあげられる立場になれたらどんなに幸せだろう」と、真剣に考えさせられた1日でした。

 最後にこのような本当に素晴らしい企画を運営されておられる山内啓子先生はじめ、皐城会の運営に携わっておられる先生方、スタッフの皆様に心より敬意を表しますとともに、本企画の今後の発展を心よりお祈り申し上げます。


第10講座 林家竹丸さん

 落語家って、どんな仕事? 竹丸特製「落語家人生すごろく」をもとに、入門、修業、稽古、舞台…にまつわる経験談を聴いてもらいました。芸人の得体の知れない生態に、生徒の皆さんは少しきょとんとした様子でしたが、教室で実演
した落語ではちゃんと笑ってくれて安心しました。

 授業のあと、控え室での雑談で山内啓子先生、田中龍三先生から爆笑思い出話をうかがえて、ほんまに楽しい時間でした。あつく御礼申し上げます。


第11講座 前田憲さん

受講された生徒さん、おつかれさまでした。
皆さんたいへん器用で、頭の回転も速く、予想はしておりましたが「良くできるなあ~」と感心いたしました。
 さて、この世界には、なんでも「ウラ」「おもて」がありますね。Tシャツにも「ウラおもて」、野球のイニングも「ウラおもて」、そして人間にも「ウラおもて」!!

陰と陽、アップとダウン、オンとオフ、プラスとマイナス・・・・・

もちろんリズムにも「ウラおもて」が有るっていうこと、ワークを通じて「体感」して頂けたのではないでしょうか?

そして、難しいウラの音符も「タイム」を歌えば、自然とハマってくる。そんなリズムの神髄も垣間みれましたね。
また、簡単なドラムソロも作ってみました。起承転結をつけて、ていねいに歌えば、初心者でも「形に」なりなしたね!
結局、人の音を聞きながら、「同時に」自分のやってることもはっきり打ち出す、「ながら力」が、とっても重要であるということがわかったでしょう。

 これらは全て、音楽だけでなく、仕事や日常生活のレベルアップに直結します。どうか、人生の糧にしてください。
 さて皆さんは今後、社会で多いに活躍されることと思います。おそらくこれから「個人の力」がより問われる時代がやってくるでしょう。「仕事が出来る能力」はもちろんのこと、「芸術を理解、鑑賞できる力」も是非身につけてください。

芸事とは、無形有形の「美しいもの」「カッコいいもの」を生み出すために、ものすごい努力と人格を使うものなのです。しかも、よほどの偶然が無いとそれで収入を生み出すことはできません。

興味の無い人は「あほくさ」というでしょう。しかし生み出していく過程は、必ずその人の内面、つまりウラ側を「美しく成長」させます。

オモテを整えるのは、簡単です。

受験勉強を一生懸命すれば、いい大学にも行ける、社会的地位も高くなる。そして、お金を出せばブランドものの服だって買えます。

ぱっと見、カッコいいですね。

しかし、内面はそう簡単には成長しません。

僕も練習するたびに、演奏するたびに、自分に足りない所がたくさん見つかり、常にそれを克服するために戦ってます(自分と)。

そしていつも「自分がいかに無力か」を、思い知ります。不思議なことに、そんな風に思うと、なんか妙に「スカー」っとして、希望がまたわいてきます。1日のうち、大半はそんな風に感じて暮らしています。

 私事で恐縮でした。では、皆さんのご活躍を心からお祈りいたします!


第16講座 森安楽人さん

 附中を卒業して13年、まさか教壇に立つ日が来ようとは夢にも思っていませんでした。耐震工事などもあり変わったところもありましたが、おおむね思い出と一致する場所ばかり。感慨に浸りながらの授業でした。

 授業では前の週にわたしが取材していた「日本女子プロゴルフ選手権」を題材に「スポーツ記者とは」とか「スポーツに関わる仕事とは」とかいう話をしました。
 その中で生徒に一番伝えたかったのは、附中生のような能力の高い人が自らの好きな分野で日本を引っ張っていってほしいということ。「好きなこと」+「得意なこと」=「理想の仕事」とは言っても誰もがそういった職を得られるわけではありません。でも附中生ならそれは決して高望みでもない。授業をしていて、不慣れなわたしが上手く意図を語れていない瞬間でも、生徒はこちらの気持ちを事もなげに汲み取ってくれました。あらためて後輩たちのクオリティの高さに驚き、頼もしく思いました。

 定期テストで「平均点、平均点」とあくせくしていた自分ですら好きなことをやって生きているんです。自信を持って欲張って、自らが理想だと思う道を堂々と歩んでいってくれたらと感じました。

51期・森安楽人

平成23年「先輩の授業を受けよう!」

 「先輩の授業をうけよう!」は各方面で活躍する卒業生が行う授業を通して在校生が将来の夢や進路を見つめる機会にしようとするもので、NHKの「課外授業ようこそ先輩」に先駆けて平成8年(1996年)に始められました。当初は母校の創立50周年記念事業の一つとして開講しましたが、現在では学校・PTA・皐城会の共同事業として行なわれています。

 本年は9月10日(土)に開催されました。

 

「先輩の授業を受けよう!」講座一覧
講座 講師 紹介 テーマ
1 加藤恵美子 元音楽教師 還暦からの海外語学ステイ

~3回目 移民発祥の地「ボストン」の体験と失敗談~

2 池田多喜子 読み聞かせボランティア 絵本の読み聞かせ

〜心をたがやしてくれる楽しい世界〜

小出美智子
3 高津和彦 スピーチトレーナー 越えろ「売り込み007」!

―考えて話さなきゃできないぞ―

4 小林 修 大阪市立工業研究所

微生物制御研究室長

微生物とよい「お付き合い」をしていますか?
5 丹羽伸也 岐阜県精神保健福祉センター所長 災害時のメンタルヘルス
6 玉川俊哉 玉川情流工房 インターネット広告をつくってみよう!
7 味香夏夫 GENUSION

デバイス技術部長

IT社会を支える半導体技術への誘い

~コンピュータ、LSIの中身ってどうなっているの?~

8 戸田省吾 大津市民病院

呼吸器外科部長

タバコを吸ったらいけないの?

—肺がん手術の裏話—

9 若林常夫 阪急電鉄

常務取締役

阪急電鉄

~走り続けた101年の軌跡~

10 伊津野和行 立命館大学

理工学部教授

自然災害について考えよう
11 美濃部五三男 獣医師

動物病院院長

人と動物の絆(HAB)を知っていますか?
犬の言葉を知ろう
12 岸本正文 中河内救命救急センター副所長 救急医ってどんな仕事?
13 前田 憲 ドラム奏者 ノリのいいリズムを、科学する

リズム感は、持って生まれたものではない!

14 久田哲也 防衛医科大学校助教 臨床医から基礎医学研究者まで

(ベッドサイドから実験ベンチまで)

15 関本博充 潜水艦

副長兼航海長

「ジエイタイ」って、なに?

~東日本大震災でクローズアップされた組織~

16 月田有香 女優
心理カウンセラー

会社経営

「ドラマ」の授業を受けてみよう!

~インプロ(即興劇)を通して、「YES AND」の心=ポジティブコミュニケーションを知る~

スペースの都合上、紹介およびテーマは一部省略いたしました。

講師のみなさんと

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参加された方から

 

第1講座 加藤恵美子さん

昨年に続き~「還暦から9回の海外ステイの体験と失敗談」~其の2のテーマは「語り尽くせぬ移民発祥の地、ボストン」&「米国の心臓部、WDC」です。米国では「女性の年齢、政治、宗教、に付いて話す時はビック・ユーモアーで!」と言わていますので、パワーポイント=PC紙芝居を音声付きアニメ風の作品を作成して授業を行いました。

私は千葉県在住で遠方の為、担当先生にTV機器の使用サポートを得まして、動画を画面100%に映し出せて、安心して解説を致しました。
後輩達が目を輝かせてアニメ風画面を鑑賞している姿に、若い息吹を感じました。
作品を如何に表現すべきか? と壁にぶち当たった時、NHK政治記者だった天国の3期生、実兄の小浜維人と何度も交信しながら、8ヶ月の膨大な時間と根気を費やした作品を終えた時、参加者全員の温かな長い拍手の音に感無量で思わず涙ぐみました。

次回は3D映像でしょうか?
何かと協力して下さった皐城会顧問の山内先生、母校の先生方、皆様に感謝いたします。有り難とう御座いました。

4期生 加藤(小浜)恵美子

第2講座 池田多喜子様、小出美智子さん

授業テーマ:「絵本の読みきかせ」 ー心をたがやしてくれる楽しい世界ー

「先輩の授業を受けよう」は2009年に引き続き2回目でしたが、やはり、砂地に水が吸い込まれるように読みきかせを聞いていただきました。今回は、生徒の皆さんだけでなく、保護者、皐城会会員、それに小学生も数人おられて、よりお話会らしく、和やかな雰囲気で出来たと思います。

絵本はもとより、詩やことばあそびの楽しさ、きれいな大阪弁の楽しさ、そして「生きる」というテーマを感じてもらえたら・・・
という願いが込められていました。池田多喜子さんは戦前の大阪生まれ大阪育ちで、きれいな大阪弁が使える貴重な読み手です。掛け合いで読む詩も、池田さんと二人だと不思議にうまくいきます。

授業を終えてからの、附中の先生方や、保護者の皆様とのお話も有意義でありがたいものでした。今回も貴重な経験をさせていただきました。明日からの活動の大きな力をいただきました。

ありがとうございました。

おはなしひろば “ぐりとぐら”  小出美智子

第3講座 高津和彦さん

越えろ「売り込み007!」-考えて話さなきゃ出来ないぞ-を担当しました。

一昨年、同級生の田中龍三先生から紹介されたのがきっかけで教えましたが、今年も「この頃附中生は考えて話すことが苦手になってきている」ということで、再度教鞭を取りました。

まずアナウンス手法による発声。次に滑舌、躍動する表現法を教え、最後に即興の「お題」に沿って考えを即座に膨らます手法を指導しました。

さすが附中生、いや、この科目に応募した生徒だけあって、飲み込みが早くやる気も十分。ふだん僕が教える大人よりめざましい上達でした。これだけ出来る生徒達だからもっともっと大きな課題、枠組みを大人として与えられないかと思いました。そして僕の理想「日本人を世界のベストスピーカー に!」の先鞭を切ってほしいと考えた1日でした。すばらしい機会を与えていただき本当に感謝しています。


第5講座 丹羽伸也さん

以前から皐城会のレターを見るたびに、山内先生はじめ多くのスタッフに支えられてこそ出来る有意義な取り組みであると卒業生の一人として母校の取り組みを誇りに思っておりましたところ、講演の依頼を受け、喜んで参加させていただくこととなりました。

お話をさせていただいて特に印象深かったのは、後輩諸君の曇りのない目です。中学という一番影響を受けやすい時期に、生きてゆくうえで彼らが将来どのようなものを必要とするかを予想しながら、先輩として今まで取り組んできた仕事のエッセンスを伝えるという作業は簡単なものではないことをあらためて認識し、私にとっても大変貴重な経験となりました。

岐阜県精神保健福祉センター 丹羽伸也

第6講座 玉川俊哉さん

インターネットと広告とマーケティングを少々、お話させていただきました。どれも、高校を卒業するまで勉強することがあまり無いことだと思います。

特に、インターネットは、単に恐ろしいことが起こる所、簡単に物事がわかったような気になって、勉強にはあまり役立たないところ、といった負の側面が多く聞かされていると思います。

私は、インターネットは、現実の自分の生活と同じように、附属中学の生徒らしく振舞えれば、楽しくもあり、役立つ場所であるということを、伝えたかったのですが、うまくいったでしょうか?

授業に使ったプレゼンシートは、下で公開します。

http://www.slideshare.net/slidetama/ss-9199279


第7講座 味香夏夫さん

今回の講義のお話を頂き、卒業以来40年振りに母校を訪れることが出来ました。
良い事なのか、悪いことなのか判りませんが、我々が在籍していた頃の建物が少なからず残っていて、大変懐かしいひとときを過ごさせて頂きました。

授業のほうは、「理工系のお話が少ないので是非に」とお誘い頂き、専門である半導体のお話をパソコンや携帯電話、その他色々なトピックスを絡めてお聞かせしようと意気込んで準備をしてきたのですが、中学校で半導体について習っている前提で考えていたために、半導体についての知識の無い生徒の皆さんにわかりやすく説明する時間が全く足りず、はなはだ中途半端な内容となってしまいました。受講してくださった生徒の皆さんには大変申し訳ないことをしました。

もしまた機会がありましたら、半導体の知識がない方に向けてもっと解りやすく、やさしく
お話をさせて頂こうと思っております。私の授業で理系嫌いにならないでくださいね。


第8講座 戸田省吾さん

<タバコを吸ってはいけないの? ー肺がん手術のうら話ー>というタイトルで授業をさせていただきました。
今回が3回目でしたが、いつも生徒が熱心に聞いてくれて、やりがいがあります。特に、手術のうら話をいろいろしたときにはみんな目を輝かせて聞いてくれました。手術で使う器械や人工血管などを実際手に持ってもらい、興味深く感じてくれていたと思います。

いつもながら、先生方はもちろんのこと、PTAの方達の手際よく暖かいおもてなしに感心させられましたし、何より生徒達が礼儀正しく明るいことが嬉しく、さすが附中と誇らしく思いました。


第9講座 若林常夫さん

私が1年C組のとき、担任で地理を担当されていた中井稔先生が、授業そっちのけで常に阪急の話をされていたことを懐かしく思い出します。今私が阪急で働いているのもそれがひとつのきっかけになっているかも。今回それを真似ようと思いましたが、さてさて? 先生の偉大さを今更ながらに実感しているところです。

附中生の皆さん、人の出会いを大切に、志大きく、自らの価値観を語れる、社会に役立つ人間を目指して頑張ってください。


第10講座 伊津野和行さん

昨年に引き続き担当させてもらいました.池田駅周辺はまったくわからないほど変わってしまいましたが,校内は昔の面影があちこちに.防災工学に関する話をしましたが,大きな震災のあとで,生徒も身近なテーマと思ってくれたようです.どれだけ役だっているのかわかりませんが,少しでも後輩たちの刺激になればと思う次第です.特に3年生はしっかりしていて,頼もしかったですね.



第13講座 前田憲さん

皆さんのリズム感の良さに驚きました。流石は附中生ですね。勘所を押さえていったら、個人の演奏も、アンサンブルも、見違えるほどきれいな形になります。今回は、音程やハーモニーは置いといて、リズムをグルーブさせることに専念しましたが、かなりの成果があったと思います。

今後皆さんは、高い社会的地位につき、責任重大な仕事を任されることになるでしょう。
または、そんな人の奥さんになる可能性が大変高いと思われます。
勉強とおなじくらい、スポーツや芸術に精通し、両立してこそ、真のエリートと思います。
感性を豊かにして、実り多い人生を歩んで下さい。

PS ブログも是非!http://ameblo.jp/beatsup

「イクメン?兼業主夫?しかもミュージシャン?!」


第14講座 久田哲也さん

今回は貴重な授業の機会を頂きましてありがとうございました。25年ぶりの附中は、校舎、生徒さんの制服・雰囲気が在学当時とさほど変わらず、懐かしく感激致しました。私は、今回の講師で3番目に若かった!?ので、現在の仕事の話に加えて、できるだけ学生時の視線に戻って話そうと思い、過去の自分の勉強での苦労話、失敗談を入れてお話をしてみました。

聞いてくださった生徒さんお1人お1人の何かのお役に立つことができれば幸いです。


第15講座 関本博充さん

私は地方で勤務しておりますが、出張する先々で中学校時代の同級生と会っていることを職場で話すと、同僚は一様に驚きます。世間では珍しい会合なのかもしれません。しかし。私にとっては多種多様な意見や助言を得られる貴重な場であり、これは様々な個性を持つ先生方や同級生が集まった附中において時間を共有できた結果であると考えています。

このたび、母校で後輩に話をするにあたって、附中での時間は将来にわたって貴重だということを伝えたいと考えました。実際に後輩に接して、予想以上に、目的や目標を持って学んでいることを実感しました。私が経験したのは長い附中の歴史の中でもほんの一部ですが、諸先輩方が築いてこられた附中の精神は、先生方の教育と生徒の力でより強固なものになっていました。これは、生徒に代々受け継がれてきたものと、諸先輩方が講師として母校で後輩に話されてきた賜物と感じております。

また、この「先輩の授業を受けよう!」は、私にとっても同じく講師として母校に帰ってこられた諸先輩方にお話を伺う貴重な時間となりました。今後も継続され、多くの方が母校で先輩及び後輩に接する機会となることを期待します。

最後になりましたが、この貴重な時間を賜ることができましたのは、皐城会顧問の山内啓子先生をはじめ多くの先生方、PTA及び皐城会の諸役員の方々のご尽力あってのことと存じます。心より感謝申し上げます。


第16講座 月田有香さん

昨年に引き続き、「ドラマの授業を受けてみよう!」ということで、インプロ(即興劇)を使った授業をさせていただきました。
一番驚いたことは、参加してくださった皆さんが、全員とっても元気な女子生徒さん達だった事です。そして、彼女たちの表現力・発想力・コミュニケーション能力が本当に豊かで、「創造性」が泉のように湧き出てゆく過程でした。
「創造性」は大人になるにつれてだんだんと乏しくなってゆくのですが、附中の皆さんは、なんて豊かな可能性を持っていらっしゃる事かと、心から嬉しくなりました。
素敵な皆さんと一緒にインプロをする機会をいただけたこと、心より感謝しています。

HP  http://www.numenia.co.jp

ブログ http://ameblo.jp/yukatsukita

平成22年「先輩の授業を受けよう!」関連記事

附中では創立50周年(1997年)の記念行事として、前年5月から卒業生による特別授業「先輩の授業を受けよう!」を断続的に実施してきました。後に定期的開講を目指し2008年からは皐城会の協力事業に、2010年からは学校・皐城会・PTAの共同事業としてますます発展しています。
 
「先輩の授業を受けよう!」は生徒たちに、

  1. 先輩から生き方を学んで欲しい。
  2. 学校に対する誇りと自信を持って欲しい。
  3. 自分探しの 機会にして欲しい。

等を主旨としています。

皐城会では講師をしていただける卒業生の皆さまを広い職種から募集しています。
詳しくは皐城会事務局までお問合せください。
 


本年は9月11日(土)に開講いたしました。各講座の概要は下記のとおりです。
 

「先輩の授業を受けよう!」講師一覧
講座 講師 紹介 テーマ
1 加藤恵美子 シニアグループ基礎英会話座長 9回の短期海外語学ステイの体験と失敗談
2 川部重臣 人を元気にする地域活性化プランナー 人を動かすコミュニケーション
3 福嶌教偉 大阪大学医学部付属病院 移植医療部 副部長 臓器移植って、なあに?
4 多賀佳子 助産師・多賀助産院 母親になるってどんなこと?
5 坂本勇二郎 医師・坂本病院院長 老いの構造
6 森 悦秀 九州大学大学院 歯学研究院 教授 これからの歯科医の仕事
7 伊津野和行 立命館大学 理工学部都市システム工学科 教授 防災について考えよう
8 須山公美子 歌手 シャンソン出前ミニライブ
伴奏
河村眞千子
9 美濃部五三男 獣医師・動物病院院長 人と動物の絆と獣医師の仕事
10 林家竹丸 落語家 オチを笑おう、なぞかけを作ろう
11 関根友実 アナウンサー、カウンセラー 音声表現の楽しさを味わう
12 梅村 聡 参議院議員、医師 いのちの現場から国政へ
13 青柳万美 フリーアナウンサー ラジオ番組を作ってみよう
14 吉野直樹 文部科学省初等中等教育局財務課 国の未来をつくる仕事を体験しよう!
15 月田有香 舞台俳優・俳優 「ドラマ」の授業を受けてみよう!
16 尾崎悠一 首都大学東京 大学院社会科学研究科 准教授 法学とはどういう学問か

スペースの都合上、紹介およびテーマは一部省略いたしました。

講師のみなさんと

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参加された方から

第1講座 4期生 加藤(旧小浜)恵美子さん 

 去る9月11日(土)耐震工事成った母校を30余年振りに訪れました。前開きになったセーラー襟と赤いボウの女子制服を若かりし?オカッパ頭の自分の姿と重ね合わせて懐かしさが胸に溢れました。私は3年間、A組でしたが奇しくもA組の教室に当たり感無量でした。
教室には最新のデジタルTVが高い場所に設置してあり、PCから直接繋いで、パワーポイント、動画仕立ての「IT紙芝居」を投影しました。プロジェクター投影より遥に鮮明な映像で、私の自分史「還暦からの9回の海外ホームステイ」のテーマ、2回分余りを臨場感ある場面として能率的に進めることが出来ました。目覚ましいIT機器の進歩の元で学ぶ後輩達を頼もしく思い「4期生として早く生まれ過ぎたかナ?」との思いが過ぎりながら、田舎の文教所の様な旧木造校舎の学び舎が走馬灯の様に目に浮かびました。
480人の全生徒が16人の講師の各テーマの講座に約30人ずつに分かれて授業を受けました。この要請を受けた時、将に孫年代!ゼネレーションの違いを思い戸惑いましたが、後輩達の静かに集中して興味深げに?受講する姿は有意義で、この上ない喜びを感じました。
目下、充実感、開放感を心地良い疲れと共に附中卒業生として誇りと幸せを実感しています。
尚、3期生、(故)小浜維人(元NHKニュースキャスター)、附中の1学年上のクラスに常に在籍していた年子の兄が天国からシッカリとパワーを送って励まし、魂が教室に存在していたのではないか?と思います。皆々様!感謝!感謝!


第2講座 川部重臣さん

 教え子との再会に、感慨!
50周年のプレ行事として始まった先輩の授業ですが3回に分けて実施された第一回の授業で、僕の授業を選んでくれた青柳万美さん(49期)が今年は講師として一緒に参加。学生時代の彼女は俳優志望で、東京皐城会の若いゲストとして
「声に出して読みたい日本語」を朗読してもらったり演劇に誘ったりの付き合いもあっただけに嬉しい出来事でした。人を動かすコミュニケーションという授業を通して、どのような分野においても大切なコミュニケーションのことを伝えたいと願っています。


第3講座 福嶌教偉さん 

 24期生(同期)の講師が多かったこともあり、3年ぶりの附中訪問以上に、懐かしかった。ただ、村上先生のいらっしゃった家庭科の部屋が改築され、昔の面影が無くなっていたのは残念だった。
移植医療といのちの大切さについて話したが、皆熱心に聴いてくれたが、あまり質問がなかった。アンケートが楽しみである。だいぶスライドを減らして皆の顔を見ながらお話をしたつもりだが、何かもっと具体的なものの方が良かったのか、とも思えた。
附中はいつまでも私の心の故郷であり、また機会があれば講師をお引き受けしたいと思う。


第6講座 森悦秀さん

 今回の講義では、現在歯科で行われている治療の話ではなく、これからの歯科はどうなるべきか、どのように変わるのかという内容でしたので、一部の方にはちょっと期待外れだったのかなと思いました。しかし、(歯科)医療がこれからどう変わるべきかという議論を真摯に受け止めて、熱心に聞いていただいたことに感謝しています。附属中学の建物の形は昔とあまり変わっておらず、先生方、生徒の皆さんの雰囲気からも、中学生の頃の自分を思い出しました。また機会があれば、夢のある話を持ってうかがいたいと思います。


第7講座 伊津野和行さん

 附中生はとにかく元気でした.地震防災に使われる高減衰ゴムという「跳ねないゴム」があるのですが,ゴムに何を混ぜたら跳ねなくなる?という質問に,元気に「気合い!」と答えてくれました.気合いで防災ができたら簡単なのですが,こういう元気も大事だと思います.こちらのしょうもない質問には,ちゃんとボケた答を返してくれ,楽しい授業になりました.どれだけ役だっているのかわかりませんが,少しでも後輩たちの刺激になればと思う次第です.


第10講座 林家竹丸さん(前田仁さん)

 カタイことは抜きの授業です。受講してくれたのは全員、男子生徒でした。男子は女子ほど笑わへんのでは、と心配する間もないほど、みんなノリがええし、話への反応が速い。私が小噺と落語を実演したあと、みんなに謎かけを作ってもらいました。ある生徒の作品です。野球とかけて国会と解く、そのココロは「投手(党首)が内角(内閣)を攻めます」。うますぎる!座布団10枚! 今度、舞台で使わせてもらうで。
講師の控え室で、参議院議員の梅村聡さんもこれに感心しておられました。生徒諸君、先生方、PTAの皆様のおかげで楽しく過ごせた1日。ありがとうございました。


第11講座 関根友実さん

 後輩たちに授業をする時には自分の中で新しいチャレンジをすると決めていて、今年は「アナウンサー、カウンセラー」という肩書で授業をさせていただきました。アナウンサーの発声法の基礎である「腹式呼吸法」を生徒たちに実践してもらった後、心理学の分野の「自律訓練法」を体験してもらって、自分の身体を通して呼吸をしたり、声を出したりする中で、緊張を緩和することもストレスを解消することもできるということを学んでもらいました。生徒たちの好奇心に満ちた瞳に、私の方が元気とパワーを頂きました。

  • 第12講座 梅村聡様 仕事柄、中学生を対象にお話しすることがほとんどありませんので、私にとっても楽しいひと時でした。自分自身の附中時代を振り返ると充実した日々でしたが、附中生の置かれている環境を考えると「多様な価値観」に触れることが少なかったと思います。その点を少しでも補えることができれば嬉しいです。生徒さんの真剣な眼差しが印象的でした。今後も是非継続していただきたいと思います。そしてこの事業が継続する限り、私も卒業生の一人として協力させていただければ幸いです。

    第13講座 青柳万美さん

     校内で正午に放送する設定で<フリートークとメッセージ・曲紹介>というラジオのリクエスト番組を制作側とリスナー側に分かれて作り上げてもらいました。誰もがメッセージを工夫していて、どの番組も楽しく聞くことが出来ました。練習せずに二十分ほどで番組制作をこなせるという附中生の潜在能力はすごいです。
    私はこの先輩の授業を受けた最初の期です。社会にはこういう立場の人がいるという認識、プロと接したという経験として蓄積されています。今回の私の授業から、「ラジオってメディアも面白い」そんな記憶を持ってもらえれば幸いです。


    第14講座 吉野直樹さん

     この「先輩の授業を受けよう」という取り組みは、自分が生徒会長を務めていた96年に始まったものです。運営に奔走した自分が、こうやって講師として教壇に戻ってきたのは感慨深いものがありました。
    教育を通して人の役に立ちたいという信念のもと、教育行政の場で汗を流している自分にとって、学校という「現場」、まして附中という愛すべき「母校」で自分の教育に対する思いを伝えられたのは本当にいい経験でした。
    自分が人生で最も成長したのは附中の3年間だったと思います。自分を育ててくれた母校のお役に少しでも立てているなら幸いです。本当にありがとうございました。


    第15講座

     月田有香さん

    「ドラマの授業を受けてみよう!!」の講師をさせて頂いて

     母校の附属池田中学校で、講師として授業をさせていただくとは夢にも思っておりませんでしたので、このような機会を頂けたこと、心より感謝します。
    授業ではインプロ(即興劇)を使った数々のゲームに、生徒の皆さんにチャレンジしていただきました。インプロはもともと俳優の訓練の為に作られたものですが、根本には「物事を肯定する姿勢」があります。物事を肯定することによって、新たな発想力、想像(創造)力、表現力、仲間とのコミュニケーション等が生まれるわけです。授業では、色々な表現をする羽目になった生徒さんたちは、確かに最初は恥ずかしがっていましたが、時間が立つにつれて独自のアイデアや表現を見せてくれました。大人では決して思いつかないような柔軟な姿勢を持ち、素晴らしいチームワークで数々の創造、表現をしていく皆さんの様子は、化学反応目の当たりにしているようでした。一俳優として、皆さんの表現力にはただただ目を見張るばかりで・・。そしてあんなに笑ったのも久しぶりでした。皆さんにお会いできて本当に嬉しかったです。
    この授業が少しでもみなさんの今後の未来に役に立ち、糧になることがあれば、これほど嬉しいことはありません。本当にありがとうございました。


    第16講座 尾崎悠一さん

     講師として参加する機会をいただき大変光栄でした。私の授業は,(1)「大学の授業」を体験してもらう,(2)「法学」とはどのような学問か少しでも触れてもらう(断じて法律の「暗記」ではない),(3)中学や高校での学びが大学での学びにつながっていることを少しでも感じてもらうという3点を目的としました(どの程度達成できたのかは心許ないところです)。やや難易度が高く,また,分量も多かったかもしれないと反省しています。
    授業後に質問をしてくれる受講生もいて大変嬉しかったです。また,授業で使ったパソコンやiPodに興味津々な附中生を見ていると昔の自分(パソコン部にいました)を思い出すようでした。